私と料理と鈴と(鈴は出てきません)

 そういえば、どうして料理をするようになったのかなぁ。と、ふと思ったので、思い出しながら記事にしてみることにしました。

幼稚園〜中学校まで

 私が料理をし始めたのは、小さい頃に母親の手伝いをしていたのがきっかけだと思います。喜ばしいことに母は料理が得意で、美味しい飯にありつけていました。ただ、味噌汁だけは美味しくないという謎のテクニックを持ち合わせていました。それは、母が味噌汁嫌いだったことに起因しているらしいです。なにそれこまる。

 そんなこんなで夕食の手伝いをしていたのですが、昔から包丁で何かを切るのが好きで、柔らかい食材を切らせてもらっていました。(こうやって書くとなんかヤバい人みたいですね。)手伝いながら、「こういう野菜はこうやって切るといいんだよー。」とか教えてもらっていたので、自然と料理に関する知識はついていきました。それでも、母の知らなかった技術はあったので、ネットとか本とかで読んで「こうやるといいんだってー!」とか言ってたりもしました。母と一緒に『郁恵・井森のお料理BAN!BAN!』を観るのも習慣になっていました。懐かしい。

 そんな経緯のせいなのか、レシピ本を読むのが好きでした。いろんなテクニックとか、調理法が載っていて、まるで、ゲームの裏技とか小ネタ集を読んでいる時の様に、ワクワクしていました。「チンゲンサイは油を少し垂らしたお湯でゆでると良い」って聞いてワクワクしませんか?しませんよね・・・。
 小さい頃はそんな感じで料理が好きだったので、コックさんになりたいだの、パン屋さんになりたいだの、パティシエになりたいだの言っていました。何か作ることが好きなのは、今も昔も変わりませんね。

高専時代

 高専では寮生活でした。量には補食室という簡単な料理(うどんとかカップ麺とか)をつくる部屋があったので、そこで平然とおつまみを作っていました。鶏肉のトマト煮とか、レバニラ炒めとかダシの使い方とかはここで覚えた。寮生とは思えない調味料の種類の豊富さに友人があきれていたのも、今は昔。

独り暮らし時代

 時は過ぎて現在、自分でもそこそこ食べられる料理が作れるようになってきました。まだまだプロ主婦である母には追いつけないのですが・・・。そもそも調理時間が早すぎる。私が1食30分かかる所を、家族6人分を45分ばかりでこしらえてしまうのは、圧巻です。意味が分からない。しかも私は一汁二菜でひぃひぃ言っている間に、一汁三菜以上作ってしまうのです。やっぱ主婦って凄い。でも、なんだか悔しいので、『1食の調理には30分以上かけない』、『一汁二菜以上作る』、『食後には食事に使った食器だけを洗えば良い状態にする』という自分ルール()を守るように頑張っています。なかなか難しいですが。

外食の考え方

 まぁ、そんな母でしたので、あまり外食というものには出かけませんでした、祖父母の誕生日に回転寿司に行ったり、お墓参りの時にファミレスにいったり、親父の趣味でラーメン屋めぐりにつきあわされたり、といった感じです。なんだか外食すると遠慮がちな気分になってしまうので、小さい頃はあまり好きじゃなかったです。だってお金かかるじゃないですか。今でこそちまちま行くようになったのですが、コレにも自分ルール()があるわけです。

自分じゃ作れないから

 ラーメンとか中華とか、自分で作ろうと思ってもなかなかに大変だったり、調理器具やスパイスを新しく買わないといけない料理ってありますよね。そりゃラーメンだって作ろうと思えば作れますけど、麺にスープに具に大変です。それにお店の味ってなかなか出せないですからね。
 後は、自分で作るよりお店の方が美味しい場合も、食べに行くことがありますね。

味を盗みたいから

 「あー、この料理コレいれてあるのか。初めてだ。」とか「あれとこれ合わせると案外おいしいのね。」とかを知るために行くって事あります。自分じゃ作れない料理とは違って、家庭料理を出しているお店とか飲み屋さんだと、こういったことがしやすいですね。餃子にパルメザンチーズ入れたり、アンチョビとイカの炒め物だったり、グレープフルーツとナッツをツナと合わせてみたりなんてのは、お店で食べてから自分で作った料理になりますね。

お家に帰れないから

 どこか遠くにおでかけしているときは、外食になりますよね。ただ、こういう時にテキトーに入ったお店が美味しくないと、なんだか残念な気持ちになります。かるい拷問に近い。

 でもまぁ、別にこれといって舌が肥えているわけではないので、ハンバーガーも牛丼もおいしく頂けます。ジャンクフードって美味しいよね。ただ、お金を払っている以上美味しいもの食べたいなぁと思うわけです。お店で食べたときに「えぇ、これが700円なのかー・・・自分で作った方が美味しいし安いやー・・・。」ってなるのは結構不幸。そりゃもちろん、お金とか利便性を鑑みれば、外食の有利さというものも、もちろんあるのですが。

まとめ

 人間が(1日3食とすれば)一生に頂く食事の回数というのは決まっているので、なるべくなら”空腹を満たすだけの食事”というのは避けたいのです。別に、高級料理なおフレンチとか料亭の料理を食べた方が良いという訳ではないです。(食べた事ないです・・・。)きっと食べても、庶民舌な私にはおいしさなんてわからないんじゃないかな、とか思ってます。でも誰か連れて行って下さい。そもそも、一緒に食事してくれる人が欲しいです(涙目

 なんだかんだ言っていますが、「毎日、旨い飯が食いたいんだよぉ!」って事です。その為に自分の料理スキルをレベルアップしていきたいですし、美味しいお店も見つけたいのです。
 そうやって、いつ死ぬか分からない人生の中で、できるだけ美味しいものを食べて、作って、幸せに生きていきたいと思うのであります。

ではでは。