どうすれば人前で上手に喋れるのか。


冬が来ると、心も体も寒くて死にかけます。
どうも、Atomです。


 多くの人(特に後輩さん達)に、「Atomさんみたいに上手く話すにはどうしたら良いですか?」とキラキラした目で聞かれることが多くなりました。(内心「適当に喋ってるだけだから、純粋な目で聞かれると困る!いっそ殺して!」って思ってる。)

 プレゼン『資料』を作る時に注意している事は『AtomのプレゼンテーションTipsもどき - FromAtoMemo』ですでに書いたので、今回は話し方について書いてみたいと思います。

 私自身の発表も喋り方も、まだまだ未熟で拙いものなのですが。とりあえず、現時点で私が学んできた(と思っている)事を書いておきたいと思います。

学ぶこと

僕の話し方の根幹にあるのは、この2つ。

  1. 落語
  2. 演劇

になります。どちらも人前で何かを話したり伝えたりするプロですね。では、これら2つからどんなエッセンスを得ているのかを書いていきたいと思います。

落語

 時間がある人は、とりあえず柳家喬太郎さん(キョンキョン!)の『時そば』を見てみましょう。Youtubeにも、ニコニコ動画にもあったはず。有名な一席ですから、知ってる人も多いのではないでしょうか。

 落語家さんは人を楽しませる(※「笑わせる」ではない。)プロですから、声の抑揚、言葉の選び方、仕草、間のとり方のすべてが参考になります。

 江戸落語とか上方落語とか、古典落語とかどうとか。そういう小難しい事はさておいて、一度動画で見聞きしたり寄席に足を運んでみると色々と参考になると思います。

演劇

 私の発表に大きく影響を与えているのは、この『演劇』だと思います。小規模なライブハウス(まさにハコといったところ)で行われた演劇を見たのですが、そこでの演技としての話し方に感化されてしまいました。

 今思えば、演技としての話し方は普通なものだったんですが、当時の私にはとても新鮮で、もともと影響を受けやすい性格であることも相まって、なんとなく演技的(という言葉があるかしらない)な話し方をするようになりました。

 つまり、プレゼンをしている訳なんですが、私の脳内では壇上は劇場で、話す言葉はすべて台詞になっているわけです。私の発表中に、私は『発表している自分』を演じているわけです。なんだか厨二病こじらせたみたいになってますね。

吸収すること

 基本的には、この2つから学んだ事を元にして、私はお話をしています。

 まず、なにから始めるというと、お風呂でシャワーを浴びながらベラベラとテキトーに喋ります。そりゃもう内容なんて支離滅裂で、筋も通っていないんですけど、とりあえずひたすら喋ります。その喋り方ってのは、誰かの発表の真似だったり、見た演劇の役者さんの真似だったり、落語家さんの真似だったり、誰かの真似をしながら喋ってみます。完全に不審者ですけどね。家族とか同居人に「え、なに、ついに狂っちゃったの。」って心配されないようにしましょう。

 こうして、誰かの真似をしていく内に、だんだんと自分の話し方と混ざり合って馴染んでいきます。


「自分流の喋りってのは、だんだんとできるようになるんすよ。(どやぁ)」


 つまり、喋りの上手い人達の技を盗んで、真似て、自分なりにアレンジして出来上がったのが、今の私の話法になっています。もちろんこれからも、いろんな人に感化されて、変わっていくと思います。

 他にも、様々な小手先のテクニックが付属しているわけですが、それらについて語るも無粋でございますので、割愛させて頂きますね。

熟れること

 もちろん、場数も大事です。人前でたくさん話をして、汗と恥をたくさんかきましょう。家に帰って布団に潜り込んで「おおお!しくったぁあああ!殺せぇえ!!」ってじたばたする位が丁度良いと思います。私も未だに、発表する度に布団の上で暴れています。
 そこで色々と反省をして、次の発表に生かして行きましょう。生かせなかったら恥のかき損ですからね。少しずつ人前で話すことに慣れていって、少しずつ話のセンスを良くしていきましょう。あぁ、心が痛い。

伝えること

 さて、グダグダと私がどんな考え方でお喋りをしているかを書いてみました。参考になるかもしれないし、参考にならないかもしれません。また、参考にしないほうが良いかもしれません。そこらへんは、よしなに。

もしもこの様な駄文が、どこかの誰かのお役に立てれば、幸いです。


ではでは。